登録販売者の合格基準
登録販売者試験の合格は絶対評価。つまり『上位〇人だけ合格』ではなく『〇点以上取れば合格』というもの。誰にでもチャンスがある試験と言えそうですね。
その合格基準は、
と定められています。
具体的に、点数別の合否パターンを見てみましょう。
【例1】合格のパターン
全体の得点70%以上、かつ各章の正答率も40%を超えています。
第1章 |
第2章 |
第3章 |
第4章 |
第5章 |
平均 |
65% |
80% |
45% |
90% |
70% |
70% |
【例2】不合格のパターン
全体の得点は70%を超えていますが、第3章の正答率が基準を下回っています。
第1章 |
第2章 |
第3章 |
第4章 |
第5章 |
平均 |
95% |
85% |
30% |
90% |
90% |
78% |
【例3】不合格のパターン
各章とも基準点を超えていますが、全体の得点が70%を下回っています。
第1章 |
第2章 |
第3章 |
第4章 |
第5章 |
平均 |
65% |
70% |
60% |
75% |
65% |
67% |
このことから、登録販売者試験のポイントは苦手を作らないことと言えそうです!
合否を左右する足切りライン
登録販売者試験で厄介なのが『各章の35〜40%以上』という正答率。俗に『足切りライン』と呼ばれています。このラインは都道府県ごとに違い、中には公表していない自治体もあります。
平成29年度足切りラインの全国の公表状況は以下の通りとなりました。
北海道 |
40%以上 |
---|---|
青森県 |
40%以上 |
岩手県 |
40%以上 |
宮城県 |
40%以上 |
秋田県 |
40%以上 |
山形県 |
40%以上 |
福島県 |
― |
茨城県 |
35%以上 |
栃木県 |
― |
群馬県 |
35%以上 |
埼玉県 |
35%以上 |
千葉県 |
35%以上 |
東京都 |
35%以上 |
神奈川県 |
35%以上 |
新潟県 |
35%以上 |
富山県 |
35%以上 |
石川県 |
35%以上 |
福井県 |
― |
山梨県 |
35%以上 |
長野県 |
35%以上 |
岐阜県 |
― |
静岡県 |
35%以上 |
愛知県 |
― |
三重県 |
35%以上 |
滋賀県 |
35%以上 |
京都府 |
― |
大阪府 |
35%以上 |
兵庫県 |
― |
奈良県 |
35%以上 |
和歌山県 |
35%以上 |
鳥取県 |
40%以上 |
島根県 |
40%以上 |
岡山県 |
40%以上 |
広島県 |
― |
山口県 |
40%以上 |
徳島県 |
40%以上 |
香川県 |
40%以上 |
愛媛県 |
40%以上 |
高知県 |
40%以上 |
福岡県 |
35%以上 |
佐賀県 |
35%以上 |
長崎県 |
35%以上 |
熊本県 |
35%以上 |
大分県 |
35%以上 |
宮崎県 |
35%以上 |
鹿児島県 |
35%以上 |
沖縄県 |
35%以上 |
※2018年2月14日現在で公表されているものを掲載しています。
足切りラインと合格率の関係
足切りラインが40%の地域は、35%の地域に比べてより多くの点数を稼がなければいけません。では40%の地域は合格率が低いか?というと、実際はそうでもないようです。
例えば北海道・東北エリアの多くは足切りライン40%以上です。しかし例年50%近い合格率を誇り、全国的にも合格率が高い地域として知られています。
合格基準点は試験の難易度も関連してくるので、基準点が低い=問題が簡単ではない、とも捉えられます。正答率35%以上という地域でも油断せず、苦手を作らず試験に挑んで下さい!
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