登録販売者の都道府県別合格率
登録販売者の資格は全国共通ですが、各都道府県が厚生労働省ガイドラインに沿って試験問題を作ります。そのため、地域ごとに合格率が違います。
では合格率のバラつきはどの程度あるでしょうか?過去3年間の合格率の推移は以下のとおり。
都道府県別合格率一覧(過去3年)
※赤文字…最高
※青文字…最小
都道府県 |
平成29年度 |
平成28年度 |
平成27年度 |
---|---|---|---|
北海道 |
62.40% |
54.18% |
64.99% |
青森県 |
54.24% |
46.79% |
58.24% |
岩手県 |
57.41% |
50.94% |
66.23% |
宮城県 |
62.15% |
52.39% |
58.79% |
秋田県 |
60.50% |
49.20% |
64.20% |
山形県 |
57.95% |
49.54% |
57.38% |
福島県 |
56.68% |
49.26% |
57.35% |
茨城県 |
33.72% |
37.27% |
44.77% |
栃木県 |
30.48% |
35.95% |
41.37% |
群馬県 |
32.43% |
40.40% |
46.59% |
埼玉県 |
38.42% |
31.52% |
40.06% |
千葉県 |
40.50% |
32.76% |
40.64% |
東京都 |
42.71% |
32.41% |
40.59% |
神奈川県 |
46.68% |
37.25% |
44.34% |
新潟県 |
33.26% |
32.49% |
39.10% |
富山県 |
49.06% |
49.29% |
47.93% (2回実施) |
石川県 |
43.98% |
44.13% |
48.04% |
福井県 |
37.35% |
42.95% |
39.21% |
山梨県 |
32.60% |
36.07% |
40.50% |
長野県 |
30.10% |
30.47% |
39.82% |
岐阜県 |
47.65% |
51.31% |
54.09% |
静岡県 |
56.41% |
55.65% |
57.85% |
愛知県 |
50.31% |
55.18% |
56.73% |
三重県 |
51.38% |
53.21% |
54.43% |
滋賀県 |
41.60% |
43.76% |
36.52% |
京都府 |
51.67% |
51.30% |
39.60% |
大阪府 |
49.73% |
46.88% |
56.28% |
兵庫県 |
51.28% |
55.84% |
45.69% |
奈良県 |
51.70% |
53.57% |
53.51% |
和歌山県 |
38.89% |
47.14% |
40.75% |
鳥取県 |
27.14% |
31.84% |
30.65% |
島根県 |
31.32% |
26.96% |
30.43% |
岡山県 |
27.47% |
30.39% |
41.28% |
広島県 |
36.94% |
38.30% |
42.53% |
山口県 |
27.07% |
28.53% |
45.20% |
徳島県 |
44.66% |
34.13% |
29.93% |
香川県 |
45.02% |
38.34% |
27.46% |
愛媛県 |
39.55% |
36.46% |
22.61% |
高知県 |
33.55% |
35.56% |
26.10% |
福岡県 |
33.46% |
54.39% |
41.88% |
佐賀県 |
29.74% |
51.56% |
30.52% |
長崎県 |
32.96% |
49.80% |
36.07% |
熊本県 |
33.98% |
50.52% |
43.38% |
大分県 |
34.81% |
47.24% |
41.70% |
宮崎県 |
34.13% |
48.54% |
34.67% |
鹿児島県 |
32.13% |
42.52% |
37.71% |
沖縄県 |
26.67% |
43.22% |
37.33% |
合格率をランキング化してみよう
直近の平成29年度登録販売者試験で、合格率が高い地域・低い地域はどこだったのでしょうか。それぞれの上位5つをランク順に並べてみましょう。
合格率が高い都道府県ランキング
上位を占めたのは全て北日本。北海道・東北に集中していました。これらの地域は例年、合格率が50%を超えることが多いのが特徴です。
この他合格率が50%を上回った都道府県
福島県(56.68%)、静岡県(56.41%)、青森県(54.24%)、奈良県(51.70%)、京都府(51.67%)、三重県(51.38%)、兵庫県(51.28%)、愛知県(50.31%)
合格率が低い都道府県ランキング
残念ながら合格率が低調だった地域は、西日本に集中していました。特に中国地方・九州沖縄地方は合格率40%を超えた県が無く、苦戦を強いられたようです。
この他合格率が40%を下回った都道府県
愛媛県(39.55%)、和歌山県(38.89%)、埼玉県(38.42%)、福井県(37.35%)、広島県(36.94%)、大分県(34.81%)、宮崎県(34.13%)、熊本県(33.98%)、茨城県(33.72%)、高知県(33.55%)、福岡県(33.46%)、新潟県(33.26%)、長崎県(32.96%)、山梨県(32.60%)、群馬県(32.43%)、鹿児島県(32.13%)、島根県(31.32%)、栃木県(30.48%)、長野県(30.10%)
地域別に合格率が偏る理由
受験者の環境が違うため、単純に地域だけを見て
- 『受かりやすい県』
- 『受かりにくい県』
と分けることはできません。しかし登録販売者の試験問題は都道府県ごとに作られますが、一部の問題で近隣地域との『共通問題』が出題されることがあります。
北海道・東北 |
【共通問題】 |
---|---|
北関東・甲信越 |
【共通問題】 |
南関東 |
【共通問題】 |
北陸・東海 |
【共通問題】 |
大阪 |
【独自問題】 |
奈良 |
【独自問題】 |
近畿 |
【類似問題】 |
中国 |
【共通問題】 |
四国 |
【共通問題】 |
九州 |
【共通問題】 |
参考文献:平成30年版全国登録販売者試験過去問正解
全ての問題が共通しているわけではありません。しかし北海道・東北エリアの合格率が高く、中国・九州エリアの合格率が低いのはこのような影響もあると考えられるでしょう。
都道府県別の特徴をつかむために
過去問は複数やる
都道府県別の合格率を見ると、前年と10%以上合格率が違う地域があります。これは出題傾向が毎年違うことを意味すると考えられるので、受験地域の過去問は3〜4年分こなしておきましょう。ある程度パターンが掴めるはずです。
共通問題を理解しておこう
出題されるなかでどれが共通問題だったのか知っておきましょう。特に隣県との併願を考えている人は、確実に拾える点数です。どの県とどの県で、どの問題が同じだったのか?調べておきましょう。
苦手を無くす
まずは自分の得意・不得意を知ることから始めてみましょう。登録販売者試験は出題範囲が広いうえ、章ごとに1つでも合格ラインを割ると不合格になります。苦手を作らないのがポイント!
何から始めるべきか分からないときは
勉強方法そのものに迷うときは、あらかじめ学習内容が決まっている通信講座を使うのも手。
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- 登録販売者試験には各章の正答率によって合否が変わる【足切りライン】があります。合格基準点を左右するので、自分が受験する地域の合格ラインはチェックしておきましょう。