登録販売者の試験問題は何が出題される?
登録販売者試験で出題される内容は、厚生労働省があらかじめ定めた出題範囲に基づき各都道府県が作成します。基本的には5つの章に分かれ、各章の出題数・時間は決まっています。
登録販売者試験の出題内容
試験項目 |
出題数 |
制限時間 |
---|---|---|
【第1章】 医薬品に共通する特性と基本的な知識 |
20問 |
40分 |
【第2章】 人体の働きと医薬品 |
20問 |
40分 |
【第3章】 主な医薬品とその作用 |
40問 |
80分 |
【第4章】 薬事関連法規・制度 |
20問 |
40分 |
【第5章】 医薬品の適正使用・安全対策 |
20問 |
40分 |
試験はトータル120問・240分で行われます。合格ラインは全体の7割以上、かつ各章の正答率が35〜40%(地域による)となっています。
表にもありますが3章のみ出題数・試験時間の配分が多いです。当然覚えることも多く、受験者にとっては関門となっているようです。
各章の詳細内容
第1章:医薬品に共通する特性と基本的な知識
- 医薬品の本質
- 医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因
- 適切な医薬品選択と受診勧奨
- 薬害の歴史
第2章:人体の働きと医薬品
- 人体の構造と働き
- 薬の働く仕組み
- 症状から見た主な副作用
第3章:主な医薬品とその作用
- 精神神経に作用する薬
- 呼吸器官に作用する薬
- 胃腸に作用する薬
- 心臓などの器官や血液に作用する薬
- 排泄に関わる部位に作用する薬
- 婦人薬
- アレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む)
- 鼻に用いる薬
- 眼科用薬
- 皮膚に用いる薬
- 歯や口中に用いる薬
- 禁煙補助剤
- 滋養強壮保健薬
- 漢方処方製剤・生薬製剤
- 公衆衛生用薬
- 一般用検査薬
第4章:薬事関係法規・制度
- 医薬品の販売業の許可
- 医薬品の取扱い
- 医薬品販売に関する法令遵守
第5章:医薬品の適正使用・安全対策
- 医薬品の適正使用情報
- 医薬品の安全対策
- 医薬品の副作用等による健康被害の救済
- 一般用医薬品に関する主な安全対策
- 医薬品の適正使用のための啓発活動
試験範囲はそれなりに広い
医薬品を取り扱う資格だけあり、登録販売者の試験には耳慣れないカタカナがたくさん登場します。特に『3章の成分名が覚えられない』という声が多く、ハードルとなっているようです。
出題範囲をカバーするためには、ある程度割り切って
- 頭でしっかり理解しておくべきもの
- 暗記で集中的に叩き込んでおくもの
と分けて考えた方が勉強しやすいでしょう。
範囲が広いので、試験直前にちょっと暗記するだけで合格は難しいです。できれば3〜6ヶ月前から少しずつ勉強を進め、試験1ヶ月前までには範囲をカバーできた状態にしておきましょう。
暗記は語呂合わせ、復唱、単語帳を見る、実際の医薬品と関連付けて覚える、グループ分けする…など人それぞれやり方があります。自分に合った方法で学習を進めてください!
何から手を付けたらいいか分からないときは
市販のテキストは『すでにある程度理解している人向け』の過去問題集が多いです。始めて学習する人は、どこから手を付ければいいか?分からない人も多いかと思います。
まず医薬品の名前触れるのが第一歩ですが、限られた時間の中で勉強するのが難しいときは通信講座を利用するのもおすすめです。
- 初めての人も学習しやすい
- 約3ヶ月〜6ヶ月でカリキュラムが組まれている
- 添削サポートのシステムがある
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